スポットライト(3)

念願の芸能界デビューを果たした望は次第に人気が出はじめ、美果に追いつこうと必死で頑張っていた。
デビューするまでは会わないという約束だった母との再会も果たしたが、母は望のためマネージャーをやりたいと言い始めた。
世話になった進藤と母との板ばさみになってしまい、困る望を見て進藤は同居や一部のマネージャー業を認めた。
しかし、芸能界の事情を知らない望の母はとんでもない事件を引き起こしてしまう…!田上プロの妨害工作によって、ドラマの役を降ろされ、出演番組のキャンセルが続き、やっと人気が出始めていた望は芸能界から干されてしまった。
やがて、地方公演でセリフの無い役をやることになった望だったが、そんな時こそ本物の女優を目指そうと決意を新たにするのだった。
そんな時、病気のため、芸能界を引退した北原麻衣からミュージカル映画の主演の話が持ち込まれる。
映画の撮影は順調に進んだが、試写会をやるお金も無く、途方にくれる望たち… 果たして望は再びスポットライトをあびることが出来るのか…!?両親が戦死したため、親戚に引き取られた明子。
そこには幼い頃から憧れていた哲士がいた。
密かに想いをつのらす明子だったが、ついに哲士の元にも赤紙が来てしまう… 病に伏せる叔父に隠れ、叔母が別の男と遊んでいることに気付いてしまった明子。
 気の毒だと明子は一生懸命叔父の世話をしていたが、叔父に迫られ、空襲警報に救われたのだった。
ついに哲士が戻って来たが… ――その昔、パンドラが開けてしまったと言われる玉手箱。
女たちの愛、そしてありとあらゆる不幸、そして最後に残った希望の物語。
芸能プロダクションに勤める律子の元へかつてスターになりたいとはざま良がやって来た。
農業を手伝い、学校もろくに行っていない私生児で、村を出て母と暮らしたいと言う彼を見て、律子は賭けてみようと思う。
はざまは順調に売れ始めたが、比例して金遣いが荒くなり、律子の言う事も聞かなくなっていった。
 そしてデビュー3年目、律子は別の女の子のマネージャーとなり、はざまは落ち目となってしまう… ――その昔、パンドラが開けてしまったと言われる玉手箱。
女たちの愛、そしてありとあらゆる不幸、そして最後に残った希望の物語。
会社勤めのOL・奈緒美は課長と不倫関係だった。
離婚する、今の結婚は間違っていた、そう言い続けた男にその気が無い事に薄々感づいていた奈緒美は別れを決意する。
そんな時、近付いて来た岡本は若く、正直で頼りない男性で、奈緒美は放っておけなかった。
恋人関係になった二人だったが、岡本は会社を辞め、一国一城の主になると言い出して…  ――その昔、パンドラが開けてしまったと言われる玉手箱。
女たちの愛、そしてありとあらゆる不幸、そして最後に残った希望の物語。
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